バングラデシュ政府は、木曜日(11月30日)、2,400メガワット(MW)のRooppur原子力発電所(RNPP)の建設を開始する。
シェイク・ハシナ首相は、パブナ地区のイスハーディー・ルーパールの建設予定地でチーフ・ゲストとして建設工事開始に立ち会う。
国際原子力機関(IAEA)の規制によれば、原子力発電所プロジェクトの建設を開始するには、免許を取得することが義務付けられており、プロジェクト当局はバングラデシュの原子力規制当局(BAERA)から今月初めに正式に設計・建設ライセンスを受領したと科学技術省(MoST)の高官は述べた。
発電所の最初のユニット(1,200MW)は、2023年に稼働する予定であり、2番目は2024年に稼働する予定である。ロシアの請負業者は既に建設予定地で作業している。
バングラデシュの原子力委員会(BAEC)は、インドの原子力エネルギーパートナーシップセンター(GCNEP)を発電所の建設および運営のコンサルタントとして任命し、MoSTの一部門であるBAECとインド原子力省傘下のGCNEPの間の契約が結ばれるとMoST関係者は述べた。
バングラデシュ初の原子力発電所であるRNPPは、2世代の3+電源VVER-1200原子炉を使用する。この発電所は、ロシアがサプライヤーの与信契約に基づいて総費用の大部分を調達する合意の下で建設されている。
このRooppurプロジェクトは、ロシアの資金調達額113億8000万ドルを含め、総額1兆1300億タカ(126億5,000万米ドル)の規模である。ロシアの開発・外交銀行とバングラデシュの国営ソナリ銀行は、ロシアのローン貸付の承認銀行となっている。
バングラデシュ政府は、自らの財産から2205億2000万タカを支出する。インドはまた、RNPPに関連した必要インフラ整備を促進するための約10億ドルの融資を行うとMoST関係者は述べている。
しかし、インドのローンの大半は、原子力発電所と全国的な送電網を結ぶ送電線建設のインフラ整備に費やされると同氏は付け加えた。
政府は、RNPPの建設のために、7月にロシアとの政府間信用契約を締結した。
最後に8月30日、ロシア原子力会社ロザトムとの間で、使用済み核燃料の工場現場からロシアへの返還についても契約を結んだ。
同協定は、ロシアのロザトム子会社における使用済み燃料の再処理のための規定を定めている。
引用元:The Financial Express
公開日:2017年11月28日15時55分14秒