2016.07.04
このたびの『ダッカ・レストラン襲撃人質テロ事件』により
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JBBC株式会社


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バングラデシュ冷凍食品魚介類マーケット


業界の概要 – バングラデシュからの冷凍水産物の実状と輸入の可能性について
当社は、バングラデシュ進出支援を主として行っている会社であるが、実際に進出支援と一口に言っても、実に様々なパターンが考えられる。一般に考えられるように、現地を加工工場として見る(例:アパレル産業など)、あるいは1億6千万人の市場として見る(例:各種BOPビジネス)だけでなく、特定の物品の産地として見ることも可能である。ここでは、主としてバングラデシュにおける冷凍水産物特に甲殻類(エビ)の日本への輸入可能性について概観する。実際、同国の冷凍水産物の実に93%をエビが占めており、同国のGDPの5%近くを稼ぎ出している。同国は、前述のように繊維製品特に安価な既製服・アパレル(いわゆるファースト・ファッション)のメッカとして有名であるが、まだまだ冷凍水産物の輸出国としては、日本には知られていない。だが実際には、統計上では既に冷凍水産物の輸出は、アパレルに続き、同国で2番目に大きな輸出産業なのである。手元にある統計数字は、2006年のものでやや古いが、輸出総額456百万ドルとなっている。現在、日本企業で現地法人(現地企業とのジョイントベンチャーを含む)を持っているのは、マルハニチロ系のベンガル漁業(Bengal Fisheries)だけである。同社は、現地の大手A.K. KhanグループとのJVである。それ以外にスポット的に現地からエビ類を輸入している中小の会社はあるようだが、継続的かつ大規模なオペレーションには、未だ至っていないようである。
現状
昨年、エビ養殖では世界的な生産国であるタイを始めとして、ウィルス性のホワイトスポット病(SEMBV)等の蔓延により、エビ(主として中南米由来のバナメイエビ)の供給量が急減し、世界的にエビの需給バランスが崩れ、日本でも輸入エビの価格が急騰し、回転寿司チェーンなどでさえエビをあまり見かけなくなったことがあった。今年に入り、やや状況は持ち直したものの、エビの安定的な供給を確保するためには、産地の分散化が必須であろう。その意味では、バングラデシュのエビ(タイなどと異なり未だブラックタイガーがメインである)輸入ルートを確保することは、リスクを回避する上でも十分に検討に値しよう。現在、日本はバングラデシュ側から見ると総輸出量の4.5%程度を買い付けているに過ぎない。
では、一体どこの国がバングラデシュ産のエビを輸入しているのか?下記の表をご覧頂きたい。何と日本よりバングラデシュから遠い欧米各国がエビを大量に買い付けているのである。

バングラデシュにおける冷凍エビの主要マーケット

問題点
国土自体が、深く入り込んだ湾や河口部が非常に多く、マングローブが生い茂るような地方が特に多いバングラデシュ西南部の汽水域(海水と淡水の入り混じった塩分の少ない水域)は、元来甲殻類特にエビの宝庫である。そこに近年養殖技術が普及し、ブラックタイガーを主とした養殖エビが輸出産業として注目を集めているが、台湾や中国本土やタイやインドで起こったウィルス性のエビの病気が、国土が比較的狭いバングラデシュで起きないわけはない。今のところ大きな被害は報告されていないが、エビに極度のストレスが溜まる高密度大量生産による低品質種苗の若年齢出荷販売が始まると、遅かれ早かれ同じ過ちを繰り返すことになろう。
またコールドチェーンが未整備な同国からの冷凍輸出に当たり、ロジスティックスやサプライチェーンの構築が今後大きな問題になろう。言い換えれば、かなり改善されてきたとは言え、欧米レベルの生鮮食品特に水産物の品質管理では、日本の消費者は満足しないであろう。端的に言うと、冷凍する前の段階での品質(鮮度)の維持がどこまで実現できるかであろう。日本人の目から見ると、冷凍する前に腐っているとまでは言わないが、エビそのものの鮮度がかなり落ちている場合が多い。欧米のレベルとは一線を画すべきだと思う。
率直に言って、バングラデシュの甲殻類のレベルは、鮮度さえ保たれていれば、近隣各国よりその自然環境から言ってかなり良いと言えよう。従って多少値段は張ってもオーガニックな養殖エビ(何を持ってオーガニックと言うかであるが)あるいは化学薬品投与の極めて低いエビの作付けを推奨するべきであろう。
インド西ベンガル州、バングラデシュを中心としたタイガデルタの汽水域に、自然発生的に存続してきた伝統的な放たらかしのままの養殖は、自然に逆らわず、天然種苗を使った魚類・エビ・カニの混養が行われてきた。病気が発生しても自然治癒力により回復してきた歴史がある。
これを究極の生産性を求めることにより、台湾やタイのような薬漬けのエビ養殖に仕向けるべきではないであろう。その傾向はすでにあるのだが。
まとめ
今後、日本人の味覚レベルに合った輸入エビは、伝統的な粗放養殖に近いインド東部、バングラデシュの今後の展開(いかに価格と生産性の折り合いを付けて生産性を上げ過ぎないか)にかかっていると思われる。欧米の需要者とは一線を画すべきかと思われる。
その意味では、数量は少ないもののバングラデシュ産のロブスターに、もう少し注目しても良いと思われる。
 
詳細については、当社現地出身スタッフによる最新英文レポートを参照頂ければ、主要業者や業界団体等、さらにバングラデシュの当該産業の実態が見えてくるはずである。
 
実際の進出のご相談は、バングラデシュ進出支援のワンストップサービスを提供するJBBCまでお気軽にお問い合わせ下さい。
 
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