2016.07.04
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バングラデシュ化粧品・トイレタリーマーケット


業界の概観
 ここでは、バングラデシュにおける化粧品・トイレタリー市場について概観する。近年同産業に関する対外的な非関税障壁である同国の関税率の低下或いは一部撤廃により、同国の化粧品・トイレタリー商品の市場規模は、完成品であるブランド物(高級品)の輸入や原材料(香料等)の輸入増だけでなく、中間層の所得の増大により主に中低価格帯を占めるローカル企業の商品による生産高・売上高増も寄与して、大きく伸長している。具体的には、現在この市場はリテールベースで日本円換算500億円から600億円と推計されている。ただこの数値は、あくまでも推計であり、正確な統計は存在しないようだ。
 そのなかでも圧倒的なマーケットシェアを誇るのは、外資でも同国において長い歴史を誇るユニリーバ(英蘭系多国籍企業)である。一方、中低価格品は、前述のようにローカルメーカーが比較的健闘していると言えるが、実際には、ユニリーバが実に市場全体の45%ものマーケットを押さえており、ある意味ガリバー型寡占に近い状況である。具体的なブランドは、Dove、Lux、Ponsなどであり、日本で言えば高級品とは言えないが、バングラデシュでは一定のブランド価値を有している。なお化粧品ではないが、紅茶のLiptonやスープのKnorrも同社のブランドであり、英国領であった同国の歴史的な経緯が伺える。中低価格帯の主なローカル企業は、Square Toiletries Ltd、 Kohinoor Chemicals Ltd、 Keya Cosmetics Ltd、 Mousumi Industries Ltd さらに Aromatic Cosmetics Ltd と言ったところである。

現状
 よく知られているように、バングラデシュに限らず、回教圏においては、一人前の女性は、顔全体を露出したり、体の線がはっきり分かるような衣服を身にまとうことは、宗教上厳しく禁じられている。しかしながら、日本人を含むいわゆる東洋系(モンゴロイド系)と比較すると、元々かなり「濃い顔」であるアーリア系のバングラデシュの女性であるが、よく見るとかなりしっかりと化粧している女性が多いことに気づく。特に中流から上の女性たち(一部男性も)の化粧品好きは、一度でもショッピングセンター等を覗けば、疑い得ない。
 今後、国民全体の所得水準が上がってくるに連れて、可処分所得の中から、化粧品・トイレタリー製品の購入額並びに購入量は飛躍的に伸びていくであろう。特に各種エンターティンメントが男女とも余り存在しない同国では、化粧品、トイレタリー商品、さらにはキャラクターグッズ関連商品(ちなみにドラえもんやキティなどは誰でも知っている)などは、今後大きな可能性を秘めていると思われる。
 
 2014年11月末現在、純然たる化粧品・トイレタリー関連での日本企業の進出事例は殆どないが、目薬等で進出しているロート製薬などの動向を注意深くウォッチしたい。
 
 下記に同国に投資するメリットを列記する。
1.生産国と見た場合、中国、インドなどと比べても圧倒的に安い人件費。
2.基本的に英語による高等教育を受けているため英語でのコミュニケーションが容易。
3.一般的に従順かつまじめな国民の性格と、平均的な日本人技術者並の同国技術者のスキルレベル。
4.政府が海外特に日本からの投資を歓迎している。
5.現在のローカル化粧品・トイレタリー商品のレベルがそれほど高くない。ユニリーバを代表される海外製品(輸入品)も、日本のレベルから見るとそれ程高いレベルとも思えない。
 
 一方で、考慮すべき点も多々存在する。
1.バングラデシュ人好みの香料、彼らの肌の特徴の研究をすべきである。
2.やや受身的な国民性から、明確な指示・質問を出してやらないと、望むような品質のアウトプットが出てこない。
3.中国などと異なり、日本語を理解する現地技術スタッフは稀であるため、生産をするにせよ、販売をするにせよ、人材の育成が肝要。
4.回教国であるため、原材料等からハラルについて注意を払うべきである。必ずしも認証にこだわる必要はないかもしれないが、注意は払うべきである。
日本人並びに日本企業の評判
 一般的にバングラデシュ人は、親日感情があり、日本企業・日本人に対しては好意的であることが多い。また中国、韓国勢に押され往年の輝きはないものの、日本ブランドの家電製品に対する「メードインジャパン信仰」は、いまだに根強いものがある。つまり、日本の技術並びに日本人技術者に対する尊敬の念がまだまだ存在する。
まとめ
 他の産業と異なり、化粧品・トイレタリー製品に関しては、バングラデシュを生産工場と見るより、むしろ見えない巨大市場と見るべきであろう。現に、ユニリーバを始め欧米勢は、この国で大きな利益を上げている。高級製品は例えば日本から輸入し、中低級製品は香料等原材料を海外(フランス、日本、タイ等)から輸入し、バングラデシュで生産することにより、市場を創造できる可能性が高いと思われる。輸入関税であるが、困ったことにかなり運用に幅が有り、一概には言えないのだが、「公式には92%前後である」と書くにとどめる。
 また生産国がバングラデシュか輸入ものかの限らず、特に海外ブランドのレベルも現在特に高いという訳ではなく、十分に日本の普及品レベルで対抗できる。日本で普通に使用している石鹸、シャンプー、リンス類のレベルの高さは、バングラデシュだけでなく海外に行くと、今更ながら実感させられる。化粧品に関しては、ターゲットごとの末端価格をどう設定するかが、市場拡大のカギになると思われる。
 
 詳細は、当社現地出身スタッフによる最新英文レポートを参照頂ければ、さらに実態が見えてくるはずである。
 
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