バングラデシュ歳入庁、税関保税委員会の分割を計画
2016年1月26日
The Daily Star
バングラデシュ歳入庁(NBR)は、より良く、よりスピーディーなサービスを提供するために、ダッカの税関保税委員会(CBC)のオフィスを二つに分けることを計画している。The Daily Starが報じた。
CBCは、輸出指向型工業を対象とした、完成品を輸出する条件で免税された原材料を輸入するための、保税倉庫の保有ライセンスの授与を取り扱う。
「歳入庁は昨年中旬、委員会の勧告に基づき、計画の骨子はすでに承認している」と関係者は語る。
「今回の分割によって、作業効率が高まると共に、最寄りのCBCオフィスでサービスを受けるオプションを指定し、輸出することも可能となる」と、NBRのとある高官は明かしている。
CBCダッカ(2000年設立)のウェブサイトによると、CBCダッカの管轄区内で登録された企業は、既に6,000社を超えている。
「輸出業者のうち、約3,917社は現在アクティブな状態にある」と、CBCダッカのエムデ・サイフル・イスラム委員は語る。
ほとんどの保税倉庫のライセンス保有者は、首都圏およびシャバロ、ナラヤンガンジ、またガジプール等の地域の工場を介している。輸出業者はCBCのオフィスを訪問しており、当局は監視のため敷地を訪問する義務がある。
「CBC分割のための審議はすぐに採択され、AMA ムヒトゥ*財務相の承認待ちとなるだろう」と関係者は語っている。
バングラデシュ衣料品メーカー・輸出業者協会のファルク・ハッサン副代表は、「CBCの業務処理の遅延は、輸出業者にとって深刻な時間のロスだ。二つのオフィスが適切にワンストップ・サービスを提供できるようになれば、CBCの分割は有益なものになるだろう」と述べている。
参照:【BANBAN】http://bangla-joho.com/economy/2016/01/26/854/