日本企業のバングラデシュへの事業進出が目覚ましい昨今ですが、また日本の大手企業の
新規参入がバングラデシュで話題となっております。
日本の大手鉄鋼メーカー、株式会社 神戸製鋼所<コベルコ>の溶接事業部門は、
バングラデシュに進出することを発表しました。
外資系企業のバングラデシュの溶接事業への参入は初めてです。
現地のパートナー企業、TSI Marine株式会社はバングラデシュの大手造船会社です。
TSIはコベルコとパートナーシップ契約を結び、現地での事業展開における代理店になる、
とコベルコのインドの代表はダッカ市内のホテルでの記者会見で発表しました。
バングラデシュの溶接資材の年間需要は、現在7万トンです。
この7万トンの需要に応えるべく、コベルコはバングラデシュ進出を決めたとのことです。
造船業界、および鉄鋼関連業界は、バングラデシュ国内で急成長を遂げています。
従って、バングラデシュのローカルクライアントは今、質の高い溶接資材を求めているのです。
コベルコはこの需要に応えられるのではないでしょうか。
同社の質の高い溶接事業がバングラデシュに展開することによって、ヨーロッパを始めとする
先進国からのバングラデシュへの造船の注文の増加が期待されます。
現在、コベルコの溶接資材は基本的にシンガポールの工場から輸入される予定ですが、
「需要が増えることによって、バングラデシュに資材の製造工場を作る計画もある」とのことです。
The Financial Express
April, 28th 2015