Marks and Spencer(M&S)は、バングラデシュからの調達を拡大する予定だという。
この2年間で調達額を2倍にした同社は、バングラデシュからの輸入を既存の8億ドルから10億ドルへ増やすことを計画している。M&Sの最高経営責任者(CEO)であるSteve Rowe氏は、「バングラデシュは設備、技術、インフラが引き続き進展しており、ここでビジネスを拡大する機会が増えている」と述べた。
発表はダッカのホテルで開催された記者会見で行われた。この記者会見に先立ち、バングラデシュ衣類製造業者・輸出業者協会(BGMEA)の指導者との会談が行われた。
M&S代表団には、Archie Norman会長とJill Mcdonald取締役、調達担当のMark Lindsey氏、地域責任者Shwapna Bhowmick氏が含まれていた。一方バングラデシュ側では、BGMEAのMd Siddiqur Rahman会長、Mohammed Nasir副会長、バングラデシュ商工会議所のShafiul Islam Mohiuddin会長などが出席した。
またRowe氏は、代表団が訪問した4つのグリーンユニットを含む世界クラスの7つの工場と契約した。インフラストラクチャは変更する必要があると述べたが、BGMEAの会長は、これまでのところ政府が問題に取り組んでいると説明し、今後1~2年以内に現状が改善されることを期待していると述べた。
Nasir氏は、リードタイムの短縮が主要な問題の1つであり、これも他のバイヤーにも強く求められていると語った。
M&S地域責任者は、現在、79カ所の工場から調達しており、付加価値の高いアパレル商品の生産に頼って10億ドルへの輸入を目標としている。4年前は3億5,000万~4億ドルであったが、現在は8億ドルに達していると述べた。
引用:FE Report | Published: November 24, 2017 00:52:23