バングラデシュ政府は、バングラデシュの国連アジア太平洋開発拠点(UN-APCICT)研修センターの主力プログラムである「女性ICTフロンティア・イニシアチブ(WIFI)」を立ち上げ、ITトレーニングを提供して3万人の女性起業家を創造する。
バングラデシュ議会のシャリンシャーミンチョードリー議長は、ダッカのホテルで7月3日から4日まで、2日間のトレーナー訓練(ToT)ワークショップを開催した後、7月5日に開催されるWIFIの立ち上げ担当に就任する。同式には女性と子供問題担当大臣であるメア・アフローズ・シュク氏、国連APCICT理事であるハイヨンソクリー氏、その他国内および国際機関の代表、関係省庁、学界、女性起業家協会等の利害関係者が出席予定であり、ICT担当大臣図ネイド・アムド・パラク氏が議長を務める。
ICT部門の長官であるバナマリー・バックミック氏は「政府は国の発展に果たす役割の確保を目指し、バングラデシュ全体で女性起業家を育成するための支援とIT訓練を提供し、国連の持続可能な発展目標(SDGs)に沿って、政府がITを活用して女性の能力強化を支援するなど、さまざまな取り組みを行うことで女性の社会進出を促すことをを主要課題の1つとして議題に盛り込んだ」と述べた。またToTワークショップを通じて作成されるマスタートレーナーは、経営管理、マーケティング、製品販売、事業計画立案のためにICTを最適に使用するためのITトレーニングを女性に提供するとバナマリー氏は付け加えた。
スーザンタ・クマール・サハ副長官は、女性起業家のIT活用能力を高める訓練は、事業計画の策定とビジネスの促進と拡大に役立つとBSSに述べた。
引用元:The Financial Express Dhaka, Mon, 03 July 2017